検査時間 30分程度 適用年齢(すべて)
MRIは磁気を利用して脳全体を鮮明で非常に細かく画像を撮影し、脳梗塞や脳腫瘍の有無や大きさや発生箇所などを検査します。
MRAもMRIと同様に、磁気を利用して画像を撮影します。MRA検査は頭部の血管を撮影し、くも膜下出血などの原因となる脳動脈瘤などの有無を調べます。
また、脳動脈の硬化・狭窄および閉塞を検査することができます。
*以下に該当される方は検査をお受けいただけません
・心臓ペースメーカー・埋込型除細動器・神経刺激装置・骨成長刺激装置を使用している方
・鼓室形成術後(人工内耳、人工耳小骨)の方
・眼球内金属(磁性体)異物(可動型義眼)を利用している方
・動注用ポート・VPシャントを使用している方
・歯列矯正(取り外せない、または金属性)をしている方
・脳動脈瘤手術(金属製クリップ使用)をした方
・刺青(背中一面・両腕など広範囲にある場合)を入れている方
・妊娠中、またはその可能性がある方
・閉所恐怖症の方(※MRI検査時、安定剤の処方はしておりません。アイマスク・耳栓はご用意しております。また、顔の前に鏡をつけて外の様子を確認していただけます。)
*以下に該当される方は、検査が出来ない、またはMRI画像に影響が出る可能性があります
※該当される場合は、必ず手術・施術を行った病院にMRI撮影が可能か確認をお願いいたします。
・体内に手術等でコイル・ステント・人工関節・人工骨頭などの器具がある
・口内にインプラント・歯列矯正などの器具がある
※体内に器具等がある場合、MRI画像に乱れ(アーチファクト)が生じる可能性があり、正確な診断が難しい場合がございます。
その他注意事項に関しましては、こちらの「MRI検査に関する安全確認リスト」をご確認ください。
頭部CTと頭部MRI・MRAの違いとは?
CT検査はX線を使用して何十枚も断面を撮影し、レントゲン検査では見つけられないような小さな病変を見つけたり、身体の広範囲を確認し立体的に見ることができます。
MRI検査も断面図を確認することが可能ですが、磁気を利用して撮影するため被ばくの心配はございません。
色の濃淡(コントラスト)がCT検査と比べて脳全体を鮮明かつ細部まで撮影が可能で、病変をより明確に確認できます。
さらに、脳梗塞の発症時期もMRI検査ではわかります。
MRA検査は磁気を利用して造影剤を使わず頭部血管を撮影し、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の有無や、脳動脈の硬化・狭窄および閉塞を調べることができます。
CT検査はMRI・MRA検査に比べて検査時間が短かく、騒音が少ないのも特徴です。